犬: 「ねぇ、つまんない。僕を見て。僕と遊んで」
(※後日談: すごくペットロスな内容です。ごめんなさい。こんな日もあるさ。)
昔クリーム隊長は、テレビを見る私達の前に出て、
「ねぇ、つまんない。僕を見て。僕と遊んで」
って、画面の前に出てきてニコニコ。
2007/06/18のクリーム お人形をもらってご機嫌。
テレビに集中していた私達は口をそろえて、
「クリーム、邪魔!!」
2005/09/19のクリーム お仕事ばっかりじゃなくて、僕も見て
相手にされないクリームは仕方なくソファの
私達のそばに戻って、ブスッとうなだれる。
私達は引き続き、クリームを無視してテレビの世界へ。
2007/06/15のクリーム かまってもらえなくてつまらない時のお顔
2013年、11月はじめ。
ストーブが必要になってくる、肌寒い季節。
部屋に、季節外れの蚊が一匹いる。
寒いから、動きも鈍い。
何度か私の目の前に飛んできては、手で払われる蚊。
テレビをみていると、画面の前にあの一匹の蚊が舞う。
そしてあの時のクリームを思い出す。
「ねぇ僕を見て。僕ここにいるよ?遊ぼうよ。」
2007/08/23のクリーム PC画面を見ているばかりの私にあごを乗せてくるから、机の上に載せてみた
まるでその蚊がクリームの生まれ変わりなんじゃないか
なんて感じてしまって、蚊一匹、始末できない私がいる。
2007/08/23のクリーム
クリーム隊長を亡くして1年と1ヶ月。
一人残された部下は、隊長からたくさんのことを学び、
私に残された時間を思いっきり生きています。
時々、ふとしたことで隊長のことを思い出しながら。
私の人生のうちの10年というひと時に、「クリーム隊長」と呼ぶゴールデンレトリバーの陽気なわんこがおりました。
隊長は、苦しい闘病生活を生き抜いて、自然の摂理に従い私の腕の中から、静かに旅立ちました。2002年9月23日に生まれ、2012年10月6日の朝、私たち夫婦に見守られて亡くなりました。
このサイトは、隊長のひょうきんで楽しい写真をメインにしたゴールデンレトリバー犬サイトです。
今でも、いろいろな方にこのサイトをご覧いただいているのだと思います。
このサイトをご訪問頂いた全員の方に、お伝えしたいことがあります。
■いま、犬を飼おうと思っているあなたへ。
期待で胸いっぱいな事でしょう。あなたが飼おうとしているわんこちゃんは、いう事を聞かなくても病気持ちでも必ずあなたの素晴らしい家族になります。願わくば、ペットショップではなく、里親募集中のワンコちゃんから迎えてあげてください。窒息死させられる寸前の不運な犬たちです。子犬でも老犬でも家族として迎え入れることには変わりありません。
■いま、愛犬の闘病を見守っているあなたへ。
あなたが看病しているあなたのわんこちゃんは、力のなくなった体でも目が開かなくても、あなたが接するたびにあなたの事を最後まで感じています。
どうか、最期の1秒まで、あなたもワンコちゃんの事を感じてあげてください。
■いま、亡くした愛犬の事を思い出して涙しているあなたへ。
愛犬の死に目に会えなかった飼い主さんの心は、どんなに悔しいことでしょう。
可愛そうな闘病生活の挙句に愛犬を目の前で看取った飼い主さんの心は、どんなに苦しい事でしょう。
でも、
【あなたが亡くしたワンコちゃんは、そんなにあなたを悲しませないために、できることならもっと長生きしたかったんです。あの時のあの瞬間が、あなたのワンコちゃんが頑張れた、与えられた時間の最後の限界だったのです。】
いつか私たち自身の時間が尽きた時、先立った愛犬に会えることを想って、残された私たちの命を今、一生懸命生きましょう。
相変わらずまともな更新ができずに、1年以上経ってしまいました。
犬のボランティアさんのお手伝いを少しさせて頂きながら、その方のサイトすら見ることが出来ないほど、隊長の部下は犬から遠ざかった生活をしています。未だに、お散歩しているわんこに近づけません。
たった一頭だけの、私の相棒だったクリーム隊長。
ゆっくり時間をかけて、苦しみ弱って、私の腕の中で命を閉じた私の愛犬。
安楽死させられなかった私は、なんと残酷なんだろう。
今でも思い出せば涙が止まりません。
上に書いたコラムは、ふとした時に書いた私の思いのいくつかです。
本当は、隊長のビデオや写真をまとめたり、サイトを更新したり、いろいろしてみたいのだけれど、まだできません。
このブログ記事をひとつアップするのが精いっぱい。1年以上経ってしまいました。
この不完全なサイトを見て下さっているみなさま、本当にありがとうございます。
2010/02/01のクリーム 東京に雪が降った真夜中、隊長を連れ出したら大喜び
いつかきっと、隊長との思い出と共に、ちゃんとしたメッセージを伝えられるサイトにしたいと思います。