居酒屋の相対性理論
隊長の部下は相対性理論の話が好きです。円周率も好きですが、相対性理論も夢が膨らみます。
相対性理論の双子の兄弟の話は有名ですね。双子の兄が光の速さで別の星に行き地球に戻ってきたとき、地球に残っていた弟はすでに歳を取って死んでいましたとさ、という話ね。
じゃぁ何で光の速度で移動する場合とそれを静止して見ている側の時間に違いが生じるか、というと、数式が出てくるので省略します。
こうした時間や質量の変化って、何で起きるんだろう?不思議だね、もっと知りたいね、面白いね!…と、友達と飲みながらこんな話を時々します。(ごめんよ、友達!)
もちろん私も上手く説明できないし、物理学者の友達がいるわけでもないので説明してもらえるわけでもないし話も進みません。大抵の友達は、酔いが回るのでやめてくれと言います。
で、友達が分からないとなると、今度は店員に聞いたりします。先日飲んだ居酒屋さんで店員さんに聞いてみました。
「相対性理論って面白いですよね?」
良く見ると店員さんは肌の浅黒い外国人でした。
「ワカリマセーン!」という表情の店員さんに「あーヘンな客だ」と思われつつ、更に英語でもう一回質問するアホな私。(もちろん店員さんは知りませんでした)
こうして切ない酔っ払いは居酒屋を後にしたわけですが、時々思います、「あーどこかにこういう話をしてくれる人はいないのかね?」と。
だって、ふと立ち寄った飲み屋の店員が、もしローレンツ変換についてすごく詳しかったり、秋葉原でメイドのコスプレしてる女の子が素粒子のうち6種類のクオークの名前を言えたら、夢があって素敵じゃない。
そんな切ない夢を求めて、隊長の部下の物理への探求は続くのであります。
(私は夢と言いますが、友達は嫌がらせと言います。)