犬のお散歩のひっぱり癖
お散歩でどんどん前に行ってしまうワンコ、いますよね。(ウチもそうです)
飼い主はゆっくり散歩したいのに、犬はぐいぐい引っ張る。(だからクリームは「隊長」というあだ名です。笑)
どうにかお散歩のひっぱり癖を直したい、と思う飼い主さんは多いと思います。
犬が先に進んで、犬に「隊長、待ってくださいよ~」と言ってるアホな部下がひっぱり癖について書くのもなんですが(笑)、今日はひっぱり癖について書いてみようと思います。
こんなメッセージを頂きました。↓
盛りの季節で、まだ避妊していません。近所にちょうど生理の女の子がいてそのにおいをかいでから急に腰を振り出すように。散歩中も後ろからギュ~ッときます。
いつもは怒るということを聞いてくれるんですがこのときばかりは聞いてくれません。。。
何か良い方法はないでしょうか???怒ったほうがいいのか、怒り方は???
ちなみにしつけ用リードを使っているのですが、お友達を見つけたりすると首がギュ~ッとしまっていても平気で前に進む子なのです^^;
普通のひっぱり癖をしつけて直すのも大変なのに、シーズンで避妊していないワンコは大変ですよね。
隊長は去勢しているので女の子を追って手におえないということはありませんが、やはりひっぱり癖がひどかったです。
うちも昔は首が絞まるタイプのチェーンの首輪をしていたのですが、あるときにやめました。
ひっぱり癖が直ったから使うのをやめたわけではないです。
なんでやめたかというと、首がぎゅーっと絞まってヒーヒー言いながらも「前に行きたい!先に行きたい!」という気持ちが強いときは、犬はひっぱり続けます。
だんだん首がしまるのにも慣れてしまいます。
もし今そのような状態の飼い主さんがいらしたら、お散歩の後、おうちでワンコの首の皮膚を見てみてください。毛をよーくかきわけて、肌を見ると、真っ赤になっています。すごく痛々しいです。
ひっぱり&首絞めに慣れてしまうと、肌が真っ赤になっても犬は引っ張ります。これは、そのひっぱり癖を直す首輪を飼い主が使いこなせていない証拠なんです。(隊長の部下はとても反省しました。)
ひっぱり癖を直す首絞め首輪は、犬が引っ張った瞬間にギュっとリードをひっぱって、瞬間だけ首が絞まるような感じで犬にショックを与えて「我に帰す」しつけ道具で、ヒーヒー言いながらずーっと首絞めするための道具ではないんです。
で、隊長の部下がひっぱり癖をどうなおしたか、というと・・・。十分な運動です。シーズンの犬をしつけで制するのは私のような素人でダメ飼い主では無理、ということで去勢をしていましたので女の子を追う事はなくても、やはり楽しくてひっぱっちゃうんですね。ですので隊長の時は、十分遊んでから帰り道にひっぱり癖のしつけをしてきました。
今ではギューギューにひっぱることなく、上手に歩くことができるようになりましたよ。
十分遊んで、犬のストレスを発散してあげたら、外でも飼い主さんの言うことが聞こえてきます。その時に、犬が前に行こうとひっぱったら、「まって!」とか「ゆっくり!」と言って自分が立ち止まります。
犬はいつもどおりそんな事はおかまいなしに先に行こうとしますが、がんとして動かずに立ち止まったままでいます。
すると、犬のほうから「あれ?どうしたのよあんた?行かないの?」と飼い主を見ることがあります。(見てくれるまで何分も待たなきゃならないときもあります。笑)
このように犬が見てくれたら、「いいこねー!」と褒めてあげます。晩御飯のドッグフードから一掴み拝借して、一粒与えてもいいと思います。
犬が飼い主を振り返って見てくれたら、褒めて再び歩く、また引っ張って先に行こうとしたら立ち止まって犬が振り返るまで待つ、この繰り返しでひっぱり癖を直します。
10M進むのに30分かかったりする根気の要るしつけです。ハタから見ると、犬が前向いて硬直していて飼い主もリードを持ったまま動かない、って、結構恥ずかしかったりします。(冬は寒いし夏は蚊にさされるし、ウチも大変でした。笑)
シーズンではないときにこのしつけをしっかり入れておくと、去勢しなくてもある程度は聞いてくれるかもしれませんが、本能なので簡単ではなさそうですね。なので、去勢に賛成・反対は別として、飼い主さんができるしつけのレベルに応じてシーズンのひっぱり癖の対応をしてみてくださいね。